モラハラ別居を決意！やってはいけないこと７選

モラハラからの解放を目指し、別居を決意することはとても勇気のいる決断です。

別居の計画から実施まで、不安も多いのではないでしょうか。

私も実行に移すまで多くの不安がありましたし、失敗したこともあります。

今回は「モラハラ別居を決意した際にやってはいけないこと７選」について詳しくお伝えします。

事前にモラハラ夫(妻)に別居の許可を得ようとする

長い間モラハラを受けていると相手の許可なく行動をすることに対して、とてつもない恐怖を抱くことと思います。

しかし、事前に話してしまうことで酷い仕打ちを受けることもありますし、ますます別居がしづらくなる事態に陥ることも考えられます。

よって、相手の許可は得ずに別居することが望ましいです。

もし、別居のことを話す場合は相手のことをよく理解したうえで行うようにしましょう。

また、別居を事前に宣言する場合は出来れば第三者に立ち会ってもらったり、人目のある場所で話すなど身の安全を確保することも大切です。

ちなみに、私は事前に別居を宣言してしまい、後悔しています。

宣言した後は明言を避け続け、最終的には相手側に「本気で別居を考えているわけではない」と思わせ、逃げることに成功しました。

私の場合、子供が虐待を受けたこと、私自身に対する暴力を行うという脅しがありました。

そのため、弁護士から「一日でも早く逃げてください」と言われ、時期を見計らって行動を起こしました。

別居を悟られる

別居の準備をこっそり進めていたのにバレてしまった！という方もいます。

別居を相手側に悟られると逃げることがより一層難しくなる場合があります。

しかしながら、実行に移すまでの間に荷物の整理などがあり、バレる可能性は少なからずあります。

相手側に違和感を感じさせることなく、別居を実行に移すことは大切です。

その為に出来ることが２つあります。

引っ越し業者に荷造りを依頼する

引っ越し業者の中には荷造りもすべて行ってくれるサービスがあります。

そのサービスを使うことで別居当日までいつもと変わらない日常を過ごしておきながら、別居を実行することができます。

これならバレる可能性も低いと思います。

ただし、荷造り分の費用も加算されるため少し割高になります。

その場合は可能であれば別居を実行する時期を繁忙期以外にすることで、費用を抑えることができます。

引っ越しの見積は「引っ越し侍」などで行うことができます。

私もこのサイトを使って複数の業者に見積を依頼し、安くて安心できる業者にお願いすることができました。

荷造りをしてくれる業者を見つけた後は、当日までに「運ぶ荷物の選別」を行っておく必要があります。

当日は引っ越し業者へどの荷物を運ぶのか、運ばないのかを指示しなければなりません。

残った方は今後の生活もありますので、大型の家具や家電は置いていくように弁護士からはアドバイスを受けました。

大きい荷物がない代わりに、服や子供たちのおもちゃなど細かいものが多く、荷造りにはそれなりに時間が掛かることを覚えておいてください。

協力者に依頼する

別居を実行する日、業者に依頼せず行う方法もあります。

それが、「信頼できる人に依頼する」です。

友人や親族にお願いしてもいいと思います。

ですが、私個人の意見としては業者に依頼し、少しでも早くその場を離れることを優先して欲しいと思います。

モラハラ夫(妻)から逃げる際、気を付けなければいけないことが鉢合わせしてしまうことです。

もし、鉢合わせした場合どれほど怖いのか…それがよくわかる漫画がありますので、ご紹介します。

「夜逃げ屋日記」というものです。

こちらは漫画家の方が夜逃げの手助けを仕事としている会社で働き、実体験をもとに漫画を描かれています。

とてもリアルでバレた時、いかに恐ろしい目に遭うか…ということがよくわかると思います。

証拠を確保せずに別居する

別居して離婚を目指す場合、モラハラを受けた証拠や相手側の財産を把握しておく必要があります。

特に財産については同居時代しか手に入れられない可能性が高いので、別居前に出来る限り集めるようにしましょう。

モラハラの証拠

密室で行われることが多いモラハラ行為ですが、可能な限り証拠を集めておくと良いです。

録音や録画、日記、メールやLINEなどの履歴は取っておくようにしましょう。

協議離婚や離婚調停、離婚裁判の際に証拠として提出するなど役立ちます。

ただし、無理して録音や録画をすることは絶対にやめてください。

あなたの身を危険にさらしてまでやることではありません。

財産分与の資料

別居が無事に遂行できた後は離婚へ向けて動き出されると思います。

その時に必要になるのが財産に関する資料です。

結婚してから別居するまでの間に夫婦で築いた財産については共有財産となり、財産分与の対象となります。

同居していれば、相手の通帳などを手に入れることは簡単に集められると思いますので、忘れずに行っておきましょう。

コピーや写真で撮るなどして集めてください。

相談せずに独断で決める

別居をたった一人で決めるということはオススメしません。

当日まで何があるかわかりませんし、精神的に消耗します。

私自身別居の前後で謎の高熱が出て、寝込んだほど精神的に追い詰められました。

必ず信頼できる人や専門家に相談するようにしましょう。

弁護士や行政(市区町村の家庭児童相談室など)に相談し、アドバイスを受けることでより良い判断をすることができます。

以前、私が様々なところで相談した体験談の記事もあります。

弁護士をどう探してよいか分からない、相談の仕方が分からないという方にはこちらの記事をご覧ください。

経済的な準備を怠る

別居には経済的な負担が伴います。

実家に居候するのか、アパートに住むのかによっても変わってきます。

もし、アパートなどに住む場合は住居費、家具家電、生活費、法的手続きの費用などを見積もって事前に準備しておくことが大切です。

経済的な不安を減らすことで、別居後の生活がスムーズに進むでしょう。

将来的に在宅ワークをしたいと思っている方へ、シングルマザー予備軍でも相談可能なMamaEduというサービスもあります。

こちらは補助金を受け取りながら、資格取得が目指せるというものです。

こちらの記事も参考にしてください。

引っ越しにより職を失うこともあると思いますので、できることを探してみることをオススメします。

私自身は別居に伴い職を失っています。

子供のことを軽視する

もしお子さんがいる場合、お子さんの心のケアも忘れてはいけません。

突然今までとは全く違う環境になる場合もあると思います。

子供の適応力はとても高いと言われていますが、それでも決して軽視せずよく見てあげてください。

また、きちんとお話が出来る年齢の子の場合、モラハラ夫(妻)に別居のことを言ってしまう可能性があります。

お子さんの気持ちに寄り添うことはとても大切ですが、喋ってしまう心配がある場合は当日まで黙っておくことも必要になります。

私の場合は、一番の上の子がきちんと話を出来る年齢だった為、当日まで黙っていました。

保育園の先生にも事情を話していたため、本人に当日まで言わずに過ごすことができ、結果的に別居が成功しました。

子供たちは保育園のお友達ときちんとお別れをさせることが出来なかったかもと心配しましたが、今では「前の保育園嫌いだった」と言っていたため、あまり気にしていないようでした。

「本当にこの子から父親を奪ってもいいのだろうか…」そう思った時におススメの本があります。

こちらの本は寄り添ってくれるように書かれていて、心にすっと入ってきます。

お子さんの前で怒鳴られたり、叩かれることは面前DVといい子供への虐待行為にもなると言われています。

逃げることは決して悪いことではないと私は思っています。

警察へ相談しない

モラハラ夫(妻)によっては家を出て行かれた後に警察へ駆け込む方がいます。

捜索願が出された場合、警察によってあなたの場所が特定されてしまいます。

そういったことを防ぐためにも、別居を実行に移す前に警察へ相談しておくと良いでしょう。

事前に＃９１１０へ電話して、窓口担当者へ話すことでどうすればよいかアドバイスをもらうことができます。

直接警察署へ出向いて話をした方がよければそのように指示が出ます。

指示に従った行動を行うようにしましょう。

まとめ

モラハラ夫(妻)からの別居は、非常に大きな決断であり、多くの準備が必要です。

冷静に計画を立て、信頼できる人や専門家に相談し、経済的な準備や証拠の確保を怠らないことが重要です。

これらを守ることで、よりスムーズに新しい生活をスタートさせることができるでしょう。

あなたの勇気ある決断が、明るい未来への第一歩となることを心から応援しています。